<2025年度版> 京都工芸繊維大学 工学部 編入学試験 過去問題 数学 出題傾向徹底分析
- 大坊 忠将
- 5月25日
- 読了時間: 3分
問題数
4問
試験時間
90分
出題傾向
微分
主に偏微分の定義を用いた問題、2変数関数の極値を求める問題、陰関数の極値を求める問題などの出題頻度が高い。
積分
近年、1変数の難易度の高い不定積分・定積分の出題が目立っている。日頃から様々な積分の計算問題に触れて、十分に準備しておく必要がある。一方で重積分の出題もあるため、変数変換などある程度の難易度の問題をマスターしておく必要がある。
線形代数
逆行列・行列式・固有値・固有ベクトルなどの基本的なテーマと関連した問題が多い。また、近年は変則的な証明問題が出題される年もあるので、細かい定理などをあらかじめ確認しておく必要がある。Ker(カーネル)、Im(イメージ)などの線型写像の分野からの出題は過去にない。
微分方程式
過去に変数分離形、2階線形微分方程式などの典型問題が出題されていたが、近年は問題の難易度が上がっており誘導問題の出題頻度が高い。オイラーの微分方程式、線形微分方程式の特殊解などの誘導がある問題が多く出題されている。出題の意図を読み取って上手に誘導に乗ることがポイントとなる。
総評
近年、難化傾向にある。特に、線形代数と微分方程式は複雑化している。満点も目指すことができる難易度だが、90分で全ての問題をミス無く解くことは難しい。基本的な問題こそミスをしないように注意すること。そのような問題でのミスは合否に大きく影響する。
募集人数
応用生物学域
応用生物学課程 3名
物質・材料化学域
応用化学課程 12名
設計工学域
電子システム工学課程・情報工学課程・機械工学課程 17名
デザイン科学域
デザイン・建築学課程 13名
試験科目
応用生物学課程 英語・生物学・面接
応用化学課程 英語・化学・面接
電子システム工学課程 英語・数学・専門基礎
情報工学課程 英語・数学・情報基礎
機械工学課程 英語・数学・専門基礎
デザイン・建築学課程 英語・数学・専門適性検査
選考方法
応用生物学課程 英語100点 生物学100点 面接100点
応用化学課程 英語100点 化学100点 面接100点
電子システム工学課程 英語100点 数学200点 専門基礎300点
情報工学課程 英語100点 数学200点 情報基礎200点
機械工学課程 英語100点 数学200点 専門基礎300点
デザイン・建築学課程 英語100点 数学100点 専門適性検査200点
令和6年度一般編入学試験結果(受験者/合格者)
応用生物学課程 17/7
応用化学課程 26/9
電子システム工学課程 27/3
情報工学課程 14/2
機械工学課程 7/2
デザイン・建築学課程 46/12
編入学試験は正しい努力をすれば、必ず結果が出ます。志望理由書・試験対策・面接対策など隅々まで気を抜かないようにきちんと対策を行いましょう。